施術中によく聞かれること

施術中によく聞かれること

施術中にお客様からよく聞かれることをFAQ形式でまとめました。

●そこ、ツボですか?
ツボというのも実はいろいろあって難しいのですが、一般的に「そこツボに入っているな」と思うのは筋肉の張っているところだったり圧痛を感じやすいところです。
東洋医学的なツボは経穴と言いますが、これは圧されて感じるものではなく、中国の古典の文献に書いてあるものです。
同じ名前のツボでも中国と日本と韓国で違う場所だったりしますし、その部分に何か特別な物質などがある、というものではありません。
なんにしてもそう聞かれる、ということはそこに「快」を感じたということで、それは私たちの圧したい部分だと思いますし、圧されたい部分かと思います。そういう意味でそこはまさに「ツボ」です。

●そこ、なんですか?
ツボと言っていいかと思います。そう聞かれるということは何か特別なものを感じたのだと思います。私たちはそういったものを総称して「ツボ」と言ったり「コリ」「張り」と表現します。嫌な痛みがあるのでなければ「効きます」とおっしゃってください。しっかり施術するポイントにいたします。

●筋肉痛のときにマッサージしても良いですか?
筋肉痛のとき、または筋肉痛になりそうなときはマッサージをするのはよいことです。筋肉痛が出にくくなりますし、痛みも早く引くことが経験的にわかっています。
ただ、腫れるほど酷使した場合(例えば野球の投手の人が沢山投げて肩をアイシングしているような場合)は炎症を起こしていますので安静にして冷やすのがよいでしょう。

●仕事してるときの姿勢は気を付けた方がいいですか?
もちろん気をつけたほうがいいです。
左右に差が出るような動きの人はそうならないようにできるならそうしたほうがいいです。
デスクワークでパソコンに向かうことが多いようなら肩が上がらないような椅子の高さ(少し高め)にし、椅子は足が地に着く高さにします(背が低い場合デスクごと低くするか、足元に台を置くなどして)。モニタは低い位置で目をあまり沢山開かないで済む位置がよいかと思います。
そして1時間に一度でもいいので少し椅子から立ちあがりトイレに行くなり体を動かして血行、リンパ行がよく循環するようにしてみてください。

●痛みのある場所は冷やしたほうがいいですか?温めたほうがいいですか?
原則として急性の痛み(痛んだタイミングが明確なもの、例えばぎっくり腰、捻挫など)は冷やしてください。
慢性の痛み(肩こりなど)は温めたほうがいいです。
急性の痛みは炎症である場合が多く、筋肉が傷められてしまった場合は普通初期は冷やして炎症を抑えます。その後炎症が治まったら温めても大丈夫です。
ただ、急性の痛みでも筋肉を傷めたものでないものもあります(例えば肩の石灰沈着など)のであまりにおかしい場合は整形外科などで診てもらって下さい。

●マッサージを受けるのはスポーツの前がいいですか?後がいいですか?
考え方にもよりますが私たちの施術でしたらスポーツ後のケアに向くと考えています。
あまりしっかり緩めてしまうと競技などの場合パフォーマンスが落ちてしまうことが考えられますのでスポーツ前でしたら軽い刺激にするように施術者にお伝えください。
スポーツ後でしたら炎症さえなければ筋肉疲労を取るためにもお勧めできます。

●飲酒の前と後は受けていいですか?それはなぜですか?
飲酒の後は少なくともお控えいただけたらと思います。アルコールの回りが早くなりますし頭痛や吐き気が誘発される恐れもあります。また失禁してしまう場合もありますので飲酒後はお控えください。
ただ、一晩寝てアルコールが抜けた後に浮腫むなどを取るためにということであれば問題ありません。
飲酒の前は基本的に問題ありませんが、血行の循環は良くなっているので酔いやすい状態になっている可能性がありますのでそれを念頭に入れて様子を見ながら飲んで頂けたらと思います。

●首の寝違えやギックリ腰の場合はどうしたらいいですか?
首の寝違えは痛みが出ない程度に局所をおさえる程度に施術し、その上で全身を施術すると多くの場合改善されてきたので施術を行なっています。
ただしぎっくり腰ははっきり炎症なので悪化の恐れが高く、圧さないようにしています。寝違えも炎症とも言われていますが優しい圧で悪化することは経験的にはありません。

●ストレートネックは圧した方がいいですか?圧さない方がいいですか?
あまりストレートネックという言葉に惑わされなくてもいいように思います。そうなっていると感じてもレントゲンを撮ってストレートネックだと言われたとしても気にすることは基本的に無いと考えています。
多くの場合言った人の営業トークですし、レントゲンを撮る時にあごを引いて撮るからかもしれません。少なくとも施術をするのに支障はないはずです。安心してください。

●ギックリ腰の程度や時期によって施術してもいい範囲は変わりますか?
はい。動けない、動かすと痛い時期は施術をしないで安静、冷却が基本です。しかし、動きによる痛みがなくなってきたら筋肉に対する施術を行なっても大丈夫です。
逆に一度ぎっくり腰になると頻発しやすいので「なりそうだな」と少しでも感じたら施術を受けてもらったほうがいいです。なってからですとできませんので。

●ヘルニアは施術して良いですか?
圧して痛いようなら局所に対する施術をしないほうがいいです。
ヘルニアが施術で改善されるというわけではないですが、施術によって悪化もしないはずです。椎間板の中にある髄核(ずいかく)というゼリー状のものが椎間板から飛び出して神経に触れてしまって痛みがでます。それに影響がある可能性も考えられますが圧して痛まないのなら大丈夫と思われます。
自然治癒も多いですが、あまりに痛むようなら整形外科の受診をお勧めします。

●妊婦さんに圧してはいけない所はありますか?ストレッチは大丈夫ですか?
妊婦さんに関しては当然ですがお腹は圧してはいけません。うつ伏せにして腰などを圧すのも同様です。胎児が圧迫されてしまいます。
また、うつ伏せにする事自体がいけません。
それ以外は特に気にする必要はありません。胎児によって血管が圧迫されているので浮腫みなどが出やすいですが、通常の施術で改善が期待できます。
ストレッチも基本的に大丈夫です。

●来店頻度の目安はありますか?毎月、毎週でもいいですか?
来店頻度の目安は正直本当に目安でしかありません。
毎日受けてもらっても個人差はあれ、だるくなったりしなければ大丈夫です。毎週でもかまいませんし、毎月でもかまいません。
個人的な経験としては毎週いらっしゃるくらいの頻度の方からは「よくなったから行かなくなったよ」と後で言われることが多くありました。

●治りますか?
「治る」とは言いにくいです。急性なもので痛めてしまったものは多くは治ります。
しかし慢性の場合は原因がそこに残っている限りまた同じように痛みが出ることが多いはずです。
ですので元気にすごせるようにすべくお手伝いするのが使命と思っています。
ただ、自分には背中のコリがなくなった経験があります。それが施術を多く受けるようになったからなのか、サラリーマン時代のストレスがなくなったからなのか、不規則な生活が改善されたからなのか、よい食生活になったからなのか、それを特定することができないのでもどかしいです。
ですから治すには「全て良きように見直しましょう」というのが結論です。
また上記のように「よくなったから行かなくなった」とも多々言われますので治ることがない、とも言えません。

●どれくらいで治りますか?
上記の理由で簡単にはお伝えすることができません。場合にも個人にもよると思います。しかし、今この場で今の痛みを抑えることは多くの場合できると思います。そういう意味では今日「今すぐ治ります」とも言えます。

●整体とマッサージそれぞれの特徴は何ですか?
「整体」と「マッサージ」というのは言葉としてはある意味どちらも「何かを区別する言葉」であり、同時に「何かをまとめる言葉」でもあります。具体的には

区別する言葉としての【整体】・・・世間一般の方はカイロプラクティックのようなものを他と区別して想像される。
区別する言葉としての【マッサージ】・・・国家資格の按摩マッサージ指圧師が行なう施術を区別して言う。

まとめる言葉としての【整体】・・・国家資格を持たないセラピストが行う施術一般をまとめてこう表現する業界用語。
まとめる言葉としての【マッサージ】・・・世間一般の方は体に対して揉む、圧す、さする施術全般をまとめてこう呼ぶと思っている。

このような感じです。なので整体とマッサージにそれぞれ特徴があるというよりは、その中でもっと細かくいろいろな施術が行なわれています。
ちなみに国家資格で言うところの「マッサージ」とはオイルなどの滑剤(かつざい)を使って素肌に行なうものです。

●もんでくれませんか?
圧す施術のみをしているのには2つの理由があります。
まず一つは深いところの筋肉に長い時間刺激を与え、かつ痛めにくい施術であるからです。もむと筋肉の走行に対して切るような動きになり、筋繊維を切ってしまったり傷つけてしまたりしやすいです。短い時間で丁寧でなくてもとにかく刺激を沢山与えたい、という場合には効果的かもしれませんが安全ではないので効果と安全面を考えて圧す施術をしています。
もう一つの理由は「もむ」施術法を教えていないからです。1つの技術を深く深く極めていくことが皆さんの元気に繋がると考えています。圧すことに関してはどこにも引けを取りませんが、もむことに関しては素人です。

●施術後、入浴は大丈夫ですか?
もちろん大丈夫です。何の問題もありません。

●痛いのは凝ってるからですか?
そうとばかりは言えません。何か別の原因がある場合もあるかと思いますし、誰しもが圧されると痛いという場所もあります。
骨に向けて圧すとたいがい痛いですし、太目の神経が肌の近くまで来ている場合に触れても痛いです。
しかし張っている筋肉、凝っている筋肉を圧した場合には「痛気持ちいい」感覚があります。その場合は「こっている」から、と言えるでしょう。

●コリってなんですか?何でこるんですか?
コリというのは筋肉の拘縮と言われています。
なぜそうなるかというと、血行不良から発痛物質などが筋肉内に溜まり、結果として痛みが出て、さらにその痛みで筋肉が緊張し、硬くなる。そしてさらに血行不良になる。というのが現状1番信頼できるコリ発生の機序かと思います。

●肩だけ(特定の部分のみ)圧してはくれないのですか?
ある程度ポイントを絞って施術を行なうことはできますので施術者と相談していただけたらと思います。
しかし時間すべてを使って同じ箇所を施術するのは安全面からも効果の面からもお勧めしておりません。刺激量があまりに多いとしばらく時間を空けた後にだるくなったり痛くなったりします(もみ返し)、これは筋肉を損傷している状態です。
また全身の血行をよくすることで局所の血行もよくなります。一箇所だけの施術で全身の循環の改善は望めません。
そのような理由から基本的にはポイントは辛い場所に絞りつつも可能な限り全身の施術をしたいと考えています。

●痛気持ちいいを超えた強さで圧すのはなぜいけないのか?
それは筋肉を傷めてしまうからです。筋肉は多くの細い筋原繊維が集まり筋繊維を作り、それがあつまり筋束を作ります。簡単に言うと細い細い繊維が集まってできています。
個人差はあれどあまり強い刺激を加えると切れてしまいます。もちろんしばらくすれば修復されますが、それまでは痛みも出ますし、ひどいと発熱もします。
同じように「もむ」手技も筋肉を切ってしまいがちで当方では行なっていません。

●オイルマッサージと通常の施術の使い分けはどうしたらいいですか?
オイルマッサージは特に血行、リンパ行の循環を改善したい場合に効果的です。
それ以外はお好みかなと思っています。どちらも筋肉の奥に圧を沢山届けることに変わりはありません。
オイルを使う施術は準備や用意するものが多くコストは上がってしまいますが、独特の温かみなどを好まれる方にはお勧めできます。

●強い圧でマッサージされ慣れるとマヒしてくるものですか?
1回2回受けた方がそのようなことを懸念されることはありますが、個人的にはマヒしたように感じたことはないです。長年受けてくださっている方からもそういった話を聞いたことはありません。ですので経験としてはマヒしてこないと思います。

●バキバキなるのはなぜですか?
皮膚の内側で筋肉、特に腱のあたりが骨に当たってゴリゴリいったりしますし、指を引っ張ったりするときは関節包の中の滑液に気泡ができ、はじけてポキッと音がなったりします。音がする時に痛みがなければそんなに大騒ぎすることはありません。

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